コロナ禍の最中に旅行会社ができること

前の記事「実行力誰が実行するか」では
アイデア自体に価値は高くなく、実行に移せるかどうかが大事で
さらにそれを然るべき人が実行することが大切なんじゃないかと書いた。

本日のテーマは、今様々な個人・事業者が得意分野などを活かして社会貢献をしている中、旅行会社ができることはなんだろうかを考えていくことだ。


旅行会社は、コロナ禍の初期からダメージを受けていて、3月中下旬からは売上が「蒸発」し、売るものがほとんどなくなり休業状態に追い込まれているところも多い、被害が大きい産業の筆頭だ。
ありがたいことに融資や各種補助金の手当ても手厚く、今生き残りをかけることに心血を注いでいる事業者が多い。自分も厳密には旅行サービス手配業なので、良好会社ではないが、そうだ。

規模や業種によって切迫度や状況が違うのは重々承知している。
しかし、ある程度の出血手当て・輸血処理が終われば、あるいはしながらでも、今世の中に何かしらの「価値」を提供していかなくてはいけないのではないかと思う。厳しい言い方をすれば、今世の中に価値を提供できない業者などいらない。
特に、旅行会社に関しては少し前から「旅行会社不要論」なるものがある。しかし、今こそ世の中に旅行会社の存在意義をアピールするときではないか。逆に言えば、いつくるかわからない「コロナ復活期」をただ待ち、生き残ることだけを考えて、雇用調整したり補助金使ったり借金する事業者に、未来はないと思う。


では、旅行会社が得意とすることはなんだろうか。旅行会社の強みはなんだろうか。
そもそも、旅行会社が社会に提供してきた価値とはなんだろうか。
この辺りにヒントがあるような気がする。

「旅行会社の強みは、組み合わせる力」
眠っている素材に光を当てて、移動・宿泊手段や既存の観光地などと組み合わせる。そこにストーリーを加えて、魅力的な旅行商品に仕上げる。そしてそれを余すところなく伝える、添乗員やガイドがいる。ハードを持たない旅行会社の財産は人である。

「旅行会社が担ってきた価値は豊かさ」
旅行産業は平和産業。平和でなければ成り立たない。
そして、別に旅行会社がなくても社会はまわる。残念ながら旅行は「不要不急」である。
しかし、旅がなければ人生、そして社会はより味気ないものになるだろう。
「旅をしたい」というのは、昔からお伊勢参りなどが盛んに行われてきたように、人間の「良く生きたい」という根源的な欲求の一つだ。

では、具体的に旅行会社に今できることはなんであろうか。

続く

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